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Photo : KEN 五島
小樽港観光船ターミナル
本建物は北海道小樽市の港湾岸壁に建つ、鉄骨造2階建ての観光船ターミナルである。
構造は純ラーメン架構鉄骨造として開放的な建築計画を実現し、屋根をHPシェル風の屋根勾配を設け、波や風を印象付ける港湾施設として流線型の外観を形成する。
切り妻屋根に生じるスラスト力はライズの低い部位は妻面近くのみに設けたテンションロッドまで水平ブレースにより伝達している。ライズが異なる屋根空間に最適なスラスト力処理を、最小限の現しとなるテンション部材で、緊張感のある天井空間を表現している。
岸壁の擁壁際の砕石埋め戻しを避けた範囲に杭を打設するため、杭から2.9mスパンの片持ち基礎梁を設け、上部鋼管柱からさらに約4mの片持ち鉄骨梁でテラスを支持している。
所在地
北海道小樽市
主要用途
観光船ターミナル
意匠設計
遠藤建築アトリエ
構造設計
山脇克彦建築構造設計 山脇克彦
施工会社
近藤・西條共同企業体
規模
地上2階 延床面積 856.87㎡
構造種別
鉄骨造
竣工
2025年
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