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くるみ保育園
本建物は北海道比布町に新たに整備された隣接する公園と一体型となる比布町初の認定こども園の園舎である。
子どもたちが大人になっても「思い出せる空間」をテーマに木の温かみがあふれる空間となっている。
遊戯室およびランチルームの架構は、方杖によるスパンの縮小と合わせゲルバー梁を組み合わせて梁断面を小さくし、一般流通材・既製品金物を多用することでローコスト化を図った。また、ゲルバー梁の控え部分を片持ちトラスと吊り柱による架構とし、トラスの斜材が圧縮材としてウッドタッチ主体の簡易な接合とした。この空間はネットが張られ、狭さが子どもたちに人気の遊び場の一つになっている。
耐力壁は、外周部:構造用合板、内部:筋交いと箇所ごとに使い分けることで、内部での設備配管等の収まりに配慮した。
エントランスのシンボルマークにもなっている、くるみモチーフのイラストや遊戯室の柱緊結ボルト隠し、駐車場の犬や猫の足跡など、かわいらしい表現があふれている。
所在地
北海道比布町
主要用途
保育型認定こども園
意匠設計
司設計事務所
構造設計
山脇克彦建築構造設計 山脇克彦、平田夢菜
施工会社
橋本川島コーポレーション
規模
地上2階 延床面積 968.73㎡
構造種別
木造在来軸組工法
竣工
2025年
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