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幼保連携型 あいこう認定こども園
本建物は釧路市に建つ、木造2階建ての幼保連携型認定こども園である。
遊戯室9.1m×9.1mの架構は、正方形を回転させていく構成とし、梁幅120×梁成600、510、420・・・と内側に行くにつれて90mm刻みで小さくしている。直交する小梁は105角@455で統一した。梁同士の接合部は、大入れ蟻掛け+全ねじビスとすることでローコスト化を図った。
回転しながら小さくなる梁架構が、子どもたちを入口から渦巻のように内側に引き込むような回遊性を促進させることも意図している。
正方形を回転していく際にできる三角形の比は3:4:5の整数とし、子どもたちが毎日見る架構でもあり、子どもたちにとって親しみやすい形でという気持ちを込めた。
ホールの柱は、カラマツおよびトドマツの無垢材120φを交互に配置し、木の色合いの変化を楽しめるようにした。
遊戯室など子どもたちの集まる場所に木架構・木仕上げを多用しつつ、カラフルな内装・外装を付与して暖かみと親しみやすさを生み出している。
所在地
北海道釧路市
主要用途
幼保連携型認定こども園
意匠設計
株式会社 武田建築設計事務所
構造設計
山脇克彦建築構造設計 山脇克彦、平田夢菜
施工会社
宮脇・萬木 特定共同企業体、木工事:厚浜木材加工協同組合
規模
地上2階 延床面積 937.40㎡
構造種別
木造在来軸組工法
竣工
2024年
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