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ゆめ公園プレーパーク
東川小学校・地域交流センターと景観的連続性を意識した同じ勾配の片流れ屋根をもつ東屋。
耐震・耐風要素は、短辺方向を片面合板壁、長辺方向を柱頭を上下方向に2本、柱脚に上下方向に3本の105角道産カラマツ製材を梁受金物で接合し、柱の「こじり」による柱頭柱脚を半固定とするラーメン構造とした。
全面的に屋根をポリカーボネート切板とするが、水平ブレース・火打ち等を設けず、桁梁・登り梁の弱軸曲げ抵抗により地震時せん断力移動を伝達している。
桁梁は端部を跳ね出し梁とするため梁通しとしつつ、応力上不要となる2段目梁は屋根両端部の手前で止め、シャープな印象をもたせた。
接合部は住宅に使用する既製金物あるいはシンプルな鋼板・ビス・ボルトのみを用いることとし、すべて105x105道産カラマツ製材で構成することで、ローコストと地元大工職人による施工を可能にした。
力の流れを感じることができる道産木材による表し架構は、空間を体感する子どもたちに「木育」を、子どもたちや地域の人たちに愛される建物となることを期待している。
所在地
北海道東川町
主要用途
東屋
意匠設計
topica 実施設計協力 北海道大学小篠研究室 小篠隆生
構造設計
山脇克彦建築構造設計 山脇克彦
施工会社
規模
地上平屋 延床面積 19㎡
構造種別
木造在来軸組工法+こじりラーメン架構
竣工
2021年
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