サラブレッド牧場の事務所兼住宅。

パドックのカーブに沿った傾斜した平面形を、建物両サイドにポーチを設けることで形作られている。

パドック側に大きな開口を設けるため、パドック面両端部に耐力壁を設けている。敷地に入るコンクリート橋の強度を考慮し、重機が軽微なコロンブス工法による地盤改良を採用した。ポーチ柱は屋根面により本建屋に水平力を伝達することで耐震要素のない独立柱により構成した。

ポーチ柱脚は丸鋼により支持しつつ柱と同断面の無収縮モルタルで被覆し、すっきりした収まりとした。