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Photo : Ikuya Sasaki
掘立柱の家
ピロティ形式の建築計画に適した丸太柱によるアウトフレームの採用により、地元大工による地場木材の使用を容易にしつつ、工事費の削減、地元産業活性化そして力強い架構表現を実現している。
1階床下を駐車場として使用する高床のピロティ形式とし、丸太柱1階柱頭径450φ最大材長9mのカラマツ丸太柱を採用、耐力に余裕を持たせた。
丸太を屋外に使用し自然乾燥期間を設けず加工・建方し、工期短縮・乾燥保管費用の縮減を図る。本計画ではH28年台風の影響で輸入丸太材を使用したが、大工による丸太材の選別・切出しを行うことで、使用部材に適した材木の選別および流通に伴うコスト削減を実現している。