JSCA構造デザイン発表会2024 in 東北
November 2, 2024
JSCA構造デザイン発表会が初めて東北で開催されました!会場は仙台駅からもアクセスが良い東北学院大学土樋キャンパスでした。山脇は「安平町立早来学園」、小谷は「奥尻町総合庁舎」を発表しました。多くの質疑応答がなされ、山脇はコメンテータも務めました。
安平町立早来学園はセッション木質構造/調和、奥尻町総合庁舎はセッション木質構造/先進にて発表しました。発表時間7分間、質疑応答時間7分間と限られた時間ながら、発表後には会場からの質疑や意見も多く出て、活発な議論が交わされました。全国から集まった120を超える作品の発表と質疑応答は刺激的な内容も多く、今後の構造設計に活かしたいアイデアも多く得られました。
意見交換会では、前日イベントで初交流をした方や、久しぶりにお会いする方々と交流を深めつつお食事を楽しみました。北海道支部から参加していたメンバーで挨拶し、構造デザイン発表会を6年後?に北海道で開催予定であることを伝え、恒例となりつつあるK-POP DANCE を山脇夫妻より披露しました。
構造デザイン発表会と合わせて開催された前日イベントには、小谷が「鉄筋モックアップ研修」、平田が「東日本大震災被災地見学ツアー」に参加しました。
鉄筋モックアップ研修とは、あらかじめ数百カ所の不良部分を盛り込んだ実物大の配筋モックアップをチェックシートや構造図とともに確認し、現地で講師と答え合わせや質問、議論をしながら、実際現場でも起こり得る不具合を体感し、配筋検査スキルを向上できる研修プログラムです。建物の構造安全性に直結する配筋検査の重要さと勘所を改めて学びました。
被災地見学ツアーでは、東日本大震災で大きな被害に見舞われた宮城県石巻市と女川町の建物を見学し、震災の被害と復興について学びました。予測できない自然災害がもたらす被害から、構造設計の重要さと怖さ・責任感を感じました。
親しくさせていただいている沖縄の設計事務所である国建構造設計部の皆様(国建の皆様はそのまま札幌のウチの自邸兼アトリエに足を延ばしていただきました!)や、台湾からご参加されている冨田さん(発表会前日にご来札!)など、、国内外の多くの構造設計者が集うイベントに、また来年(東京開催)も盛り上がろうと、参加者で誓い合いました!