アトリエ・自邸の土壁、漆喰壁パネル作品をお願いした浦河在住の左官工の野田肇介さんのご自邸とアトリエを克彦・麻子で訪問しました。

ほぼ予備知識なく伺ったのですが、何と5ha(!)の広大な土地を購入され、厩舎を住居にリノベーション！馬房が各室に、中央の通路をダイニング・リビング・書斎とし、上部の広大な屋根裏をフリースペースとしつつガラス天井として光を取り込み、内壁と天井を土壁、外壁を土壁と合わせたモルタル壁をもちろん野田さんの手により、豊かな空間が広がっていました。

アトリエも既存の小屋をリノベしたものながら、漆喰・土壁の試作パネルが内壁を飾り、ここから芸術的な左官が生まれる空間に感動しました！

構造設計を担当した作品が完成するタイミングで、野田さんと協働できたと気づくことが多いのですが、

野田さんとは構造設計と左官ということなる仕事ながら、技術をベースに何かを表現するという共通の意識があると考えていて、いつも野田さんの姿勢と作品には勝手ながら共感を得ています。

訪問前に様似の海岸とアポイ岳ネイチャーセンターを訪問、複雑な地層とカンラン岩、動植物について楽しく知ることもできました。