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JSCA北海道支部構造設計交流会 2021

     

October 29, 2021

JSCA北海道支部構造設計交流会が2年ぶりにさっぽろテレビ塔で開催され、会場と、道内外・沖縄まで多くのzoom参加がありました。

山脇は道産カラマツ集成材を多用しアーチ形状の樹状方杖が特徴の木造建築である「釧路さかえ保育園」と、すべて105×105道産カラマツ製材で構成した片流れ屋根の東屋「ゆめ公園プレーパーク」、

小谷は約5mのオーバーハングが特徴の鉄骨造である「北王新社屋」について発表しました。

 

山脇が独立前に北海道日建設計在籍時のアルバイト生だった大友啓徳さん(日建設計)による「NHK札幌放送局」の発表は、「ずらす」をキーワードに構成されたセットバックとオーバーハングから成る階段状の建物形状や、建物正面の特徴的なRCのワッフル庇が印象的でした。

 

今年の記念講演には、「追手門学院 ACADEMIC-ARK」でJSCA賞を受賞した永山憲二さん(三菱地所設計)が来てくださいました。

設計コンセプトの「ネット時代の学びの場をつくる」は、コロナ化で急速に進んだオンライン化から、学びの場とは何だろうかと考えさせられました。

ACADEMIC-ARKのまるでSFのような象徴的な空間に自然と人々が集まる構成は、オーバーハング部分の吊材・耐力壁からの斜柱など様々な構造的な工夫により実現されていました。

外周のキャストパネル含め、細部までこだわりにあふれた設計がとても魅力的でした。

 

対面での講演は、画面越しでは感じられない作品にかけた熱量を実感できました。

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