2025年6月19日にJSCA北海道支部若手中心の現場見学会＆青年部ランチ会を開催しました。

6月とは思えない蒸し暑さの中、現場見学会には、JSCA北海道支部の青年部会メンバーや、意匠設計を担当されたYKAAの山崎貴夫氏、学生の参加者も多く、合計22名の参加者による活発な意見交換が行われる見学会となりました。

構造設計を担当した山脇より、鉄骨構造の基本的なディテールから、本プロジェクト特有の設計思想の説明がありました。特に最上階の床を屋根梁から鋼棒柱で吊り下げ、床梁を175mmせいの小梁のみの耐震要素としては2層分のメガストラクチャとすることで階高を最小限とし、１層の追加を行った設計手法が印象的でした。

また、若手見学会初参加の方々や鉄骨造の現場に来たのが初めてということもあり、

・一部の梁上スタッドが曲がっている意味

・梁継手の一部の高力ボルトの向きの違い

・ロボット溶接と現場溶接の見た目の違い

など、前回の見学会で学んだ内容を共有することもできました。

見学会のあとは、現場近くのお店で青年部会のランチ会を開きました。雑談で盛り上がりながら、10月の「けんちくこうぞう展」についても話し合いました。このイベントは、一般の方にも「けんちくこうぞう」の世界を身近に感じてもらえるよう、気軽に楽しめる内容を目指して企画しています。今回はまだ具体的なアイデアまでは出ませんでしたが、イベントの周知や制作に向けて、よい顔合わせの場になったと思います。

最後になりますが、現場見学の機会を提供していただいた施主のビラ・コーポレーション様、YKAA様、西武建設運輸様、そして山脇支部長に深く感謝申し上げます。