鉄骨工事 鉄骨階段、手すり、引込柱、トイレットペーパーホルダー
鉄骨工事はタイヨーテックの外舘雅彦氏に依頼した。
アトリエ鉄骨階段は踊り場を突出鋼管杭で支持し、下部段床をささらとなる溝形鋼コ-75x40で跳ね出し、
浮遊感を持たせた。段床1段目は母屋・東邸に採用したカーボンキュアHパイル2本を敷くだけいた。
ささら、手すりともに踊り場で折り曲げず、直線配置とし、シャープな印象を持たせた。
踊り場上部段床はささらからの跳ね出しとし、踊り場下部は踊り場から2段目までの
折り曲げ縞鋼板によるラーメン鋼板とした。
手摺子脚部は段床と溶接止めし、たわみを抑制した。
杭・木工事施工誤差対応を容易にするため、手すりは階段と2階玄関部と分割した。
アトリエ階段は積雪時の縞鋼板のすべりを緩和するために溶融亜鉛メッキを避けて
防錆塗装仕上げとした。
山脇邸2階テラス手摺は洗濯物干し用途のため錆を避けるため溶融亜鉛めっきとした。
3面の手摺子はメンテナンスを考慮して分割した。
山脇邸階段手摺は16x32鋼板をレの字型に製作し、2階床梁と柱にパネリード鋼により
接合した吊り構造として木段床と切り離して浮遊感を持たせた。
ベースプレートにスリーブ孔リサイクル材を採用、ビスにより木梁と固定した。
面取りは3mmと大きめとし、掴みやすさと艶消し塗装と切削面の銀色と対比を際立たせた。
東邸てすりは25角棒とし、9Φ鋼棒を溶接して下地木材に穴を明けて樹脂により固めた。
接道電柱からのインターネット回線引き込みのため、引き込み電柱を設けた。
頂部のケーブル接続はプラケットを設けず孔のみのシンプルな形態とした。
荷重は小さいので、プロポーションからH-175広幅H形鋼の片持柱とした。
アトリエ突出杭・鉄骨階段と塗装色を合わせた外構とした。
将来対応として中間部に鋼棒を付け、看板、照明、カメラの設置を想定している。
トイレットペーパーホルダーを角型鋼管75□t4.5切削により制作、
アトリエ・山脇邸・東邸に、設置した。
JISトイレットペーパーのサイズから、はめやすく、落ちにくく、回転しやすく、
蓋は小物を置ける幅とした。
ビス孔と、木板を上部に留め付けられるように同じ位置に設け、
対称形状とした。
外側2mm、内側1mm程度に面取りを行い、山脇邸内部階段手摺と同様に、
艶消し塗装と銀色部の艶を楽しめるようにした。