ひらふ坂に面する高級リゾートホテル。

地下1階地上6階建て、防音性に優れた鉄筋コンクリート造耐震壁付きラーメン構造としている。

客室はテラス側に壁を極力設けない開放的な配置とし、1階はバックエリアに耐震壁を集め、大断面の柱により剛性バランスを確保することで壁の少ないエントランスロビーとした。

敷地地盤はニセコに特徴的な玉石混じり礫層で杭の打設がコスト高となるため、ラップルコンクリート置換併用の直接基礎とした。

建築意匠だけでなく、照明・骨董品・建築端材や解体構造部材を活かした展示品などなど、中山眞琴ワールドが堪能できるホテルである。

山脇克彦建築構造設計設立後、初担当の大規模建築ホテルでもあり、

いつか宿泊できる日を楽しみにしている