JSCA北海道支部主催で行われた道内建築物バスツアーに参加しました。

本年度は、山脇が構造設計を担当した「安平町立早来学園」、「ヨシダ明野北工場乾燥養生倉庫」、山脇・小谷が前職時に構造設計を担当した「苫小牧信用金庫まちなか交流館」の苫小牧方面の3つの建築物を見学しました。

早来学園は、主たる構造体をRC造とし、ロングスパンとなる大アリーナ・中アリーナ小屋組をS造、教室棟２階小屋組と中柱を木造とした小中学校です。安平町教育委員会の井内さんに、夏休み中ながら児童・生徒のみならず地域の方々も積極的に利用されている様子や災害時にも児童・生徒の居場所を確保する計画などを伺うこともでき、建築計画的にも構造的にも見どころ満載でした！

ヨシダ明野北工場では、道産丸太から自社製作可能なトドマツ梁105×180×3640、柱105×105のみで構成された4.55m×10m の無柱空間の乾燥養生倉庫に加えて、丸太からの製材製造のラインも見学させていただきました。普段の実務では見ることのない製材前の大量の木から、製材過程を見学させて下さり勉強になりました。

苫小牧信用金庫まちなか交流館は、面格子耐力壁が印象的な足湯施設です。集成材、面格子壁、筏屋根など、意匠を兼ねる構造部材となる製材と集成材を適材適所に配置され、開放的な空間でした。

盛りだくさんの1日でしたが、最後は温泉でゆったりと過ごし大変有意義な見学ツアーでした！