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森林・林業・道産材を活用した木造施設を巡る見学会

-もっと!地域で使おう道産材-

October 21, 2021

「森林・林業・道産材を活用した木造施設を巡る見学会」が行われました。道産木材を使用した建築見学やカラマツ山林伐倒実演見学、意見交換会と充実した見学会でした。

 

道産材を活用した実例として、「レストラン サメオト」、「栗沢町キリスト教会」を見学しました。どちらも丸太が特徴的な建築物で、サメオトは山脇が構造設計を担当しており古材を現しの構造材としている点も特徴的で、新築ながら古民家のような空気感が漂う建築でした。栗沢教会は礼拝空間の丸太が空間を印象づけており、栗沢町の雰囲気と調和した温かみあふれる木造の教会でした。

 

カラマツ山林伐倒見学では、森林整備についてのお話、最新重機を用いた伐倒・かかり木処理を

実演していただきました。林業でも機械化による効率化と安全向上が進んでいることを実感しました。

 

また栗沢町キリスト教会では、山脇・武部建設 武部豊樹さん・林産試験場 大橋義徳さんにて「道総研林産試験場からの情報提供・意見交換会」が行われました。道産材の使用状況をはじめとして、設計者・施工者・研究者の各々の視点による対談となりました。これから道産木材をさらに活用していくために、コスト面のコントロールや若手大工の育成、プレカットと手仕事の両方の進化、適材適所な材の選定が必要であると改めて感じました。

そして川上(林業)と川下(利用者)をつなぐシステムが重要になると感じました。

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