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Photo : KEN 五島

認定こども園日本赤十字社釧路さかえ保育園

道産カラマツ集成材を多用する木造建築。
2階建ての保育園のため、準耐火構造となり、石膏ボード等で木部材は被覆したが、
遊戯室のみ、柱梁を燃え代設計により表しとし、樹状方杖は変形抑制材として表しとした。

遊戯室の2層分の高さの柱を210x240、梁を210x420の集成材として
積雪荷重などの耐力を確保しつつ、燃え代設計を行う。

5段7本の方杖は柱との接合レベルを2FLとRFLを4等分する位置とし、
以下の役割を持たせた。

 最上部:塔屋状の遊戯室屋根の水平力を全体屋根レベルに伝達する軸力材
 2段目:視覚調整部材
 3-5段目:方杖として梁スパンの低減

方杖全体でアーチ状に似た配置としつつ、屋根水勾配に合わせてレベルをずらすことで、
より有機的な樹状の雰囲気を醸し出している。

方杖の接合は下端は柱or壁内部受け梁を切り欠いたうえでパネリード接合、
上端は方杖を切り欠いて受け梁とパネリード接合とした。
隣り合う方杖もパネリードにより接合し、計算外の座屈防止を期待する。

ダブル両面合板壁を多用して、無柱空間・大きな開口と1.25倍程度の耐震性能を確保している。

接合部は住宅に使用する既製金物あるいはシンプルな鋼板・ビス・ボルトのみを用いることとし、
大断面集成材に使用するような接合金物の特注鉄骨工事を不要にした。
大きな断面の柱脚のみ、シンプルな溶接による鋼板金物を使用した。

燃え代設計部材を除いてすべて105幅の一般流通集成材とし、
ローコストと地元大工職人による施工を可能にした。


遊戯室では児童が遊び、昼寝する。
ダイナミックな道産木材による架構空間を体感する子どもたちに「木育」を、
そして保護者やはたらく保育士たちに愛される建物となることを期待している。

 

所在地  北海道釧路市
使用用途 保育園
意匠設計 武田建築設計事務所
構造設計 山脇克彦建築構造設計 山脇克彦
施工会社 宮脇土建
木工事  厚浜木材加工協同組合
規模   地上2階 延床面積 883.77㎡
構造種別 木造 在来軸組工法+ずらし方杖架構
​竣工   2021年

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